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自然分娩と帝王切開

(2004年01月の日記より抜粋)

今日は仕事先からの帰り際、
思わずエキサイティングしてしまった
話題があった。

鼻息をプンプンと荒立てて
15分も演説をしてしまった
その話題の焦点は、

“自然分娩で苦しんで子どもを生まないと
虐待する母親が増えるのか?”

“帝王切開で生まれた子どもは
虐待される確立が高いのか?”

なぜこのような話題になったかと言うと
アルバイトのAちゃんの妹さんが
子宮筋腫を持って危険な出産をしたの。

結局自然分娩が無理だから
30時間苦しんだ後に帝王切開となった。

どうしてもっと早く切らなかったの?
という家族の疑問に対しての
医者の言葉を聞いて私は驚いた。

“虐待する母親が多いから自然分娩を
するようにしてるからです”

はぁ~?って思いました。

理由が“自然分娩が母体に一番
安全だからです”と説明するなら私にもわかる。

虐待と帝王切開に
つながりはないと私は思う。

子どもは育てる過程で愛情がわいてくる
ものだと私は思っている。

痛い思いをして生んだから
可愛がるってもんではないと思う。

では痛い思いをしていない父親は
どうなのだろう?

両親が子どもを想う気持ちは
全く同じではないかと思う。

前にユニセフの統計についての
ニュースを読んだけど
虐待死の子どもの数の多さは日本は
世界でもかなり高い位置にあると聞いた。
(詳しい順番は忘れました。)

そのお医者さんは学会で学んだ
何かの統計に基づいて言っていたの
かもしれない。

でも私はそうは思わない。

自然分娩で生んでも、
帝王切開で生んでも、
無痛分娩で生んでも、

育てている過程で親の愛情は
すくすくと育ってくるのではないか?

少なくとも私はそうだ。

そういえば、
前に私の私書箱に意地悪な
メールが来た事を思い出す。

“帝王切開で子どもを生んで
あなたは女として失格ね”

って感じの内容でしたが。

腹が立つどころか、
なんて不幸な人なんだろうって
思った。

ホントッ、
意地悪よねぇ~(笑)

だけど、こんな考えの女性が
実際に日本には沢山いるのだろうか?

アメリカでは日本よりも
ずっと自然分娩にこだわる人は
少ないと聞いた。

私の場合を話します。

難産だった。
でも自然分娩を希望した私に
24時間も頑張らせてくれた。

そして、
赤ちゃんが危なくなって切った。

「このまま無理に出すと赤ちゃんに
異常が起こる可能性があります」

無痛分娩だったので冷静に
自分の頭で考える事も出来た。

運ばれた病室には3人ものドクターが
待っていた。

「下着のラインで切ってあげます。
跡は消えていきますから安心して」

自分のお産にはすごく満足した。
私が自然分娩で生みたいという気持ちを
優先してくれ、そして的確に説明をくれた。

一番怖かった痛みもなかった。

私の一番心配していた傷跡の事も
きちんと説明してくれた。

ほんとにあれから4年、
あの傷跡はどこへ行ったのだろう?と
思うほど小さくなって見えない。

実際日本の新生児の死亡率は
アメリカよりも低い。
国民保険制度も大きく関係してる
はずだと思う。

アメリカにもそれがあれば
こんなに暮らしやすい国はないと思うのに...

以上はあくまでも私の考えです。
それぞれの考え方があると思いますが、

“自分のお腹を痛めた子は可愛い”
この言葉はまだ生きているのでしょうか?

医学が進歩した今、
この言葉にはもう深い意味は
ないのではないのでしょうか。

“自分が育てた子は可愛い”

私にはこの言葉が一番
適当で心地良いと思います。

*参考にしたサイト
http://www.cdc.gov/nchs/


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